2017.07.29
爆裂 欠損 要因と対策
先日、不動産会社様からの御依頼で、
賃貸マンションの階段内部の天井が劣化して、
コンクリート片が落ちてきているので、
落ちそうな所を早急に落として欲しいとの緊急の御依頼がありました。
早速向かった所、大規模修繕は半年後に控えているとの事でしたが、
コンクリート劣化が多数見受けられました。
過去にも何度も同じ所を埋め戻している箇所もありました。
もちろんこの箇所も浮いてしまっており、
すぐに落としておかないと、危険な状態でした。
今回は大規模修繕工事が控えているという事で、
落とすだけの御依頼でしたが、
鉄筋がむき出しになってしまう箇所があったので、
その箇所には防錆剤を塗り鉄筋を保護する事にしました。
過去からこの劣化に悩まれていたそうですが、
原因はこの上部の庇タイル面から雨水が侵入し、
コンクリート内部に侵入に鉄筋部の爆裂を発生させていました。
原因を直さずに、表面だけをいくら直した所ですぐにダメになります。
根本を改善しない限り、無駄に費用が掛かってしまいます。
今回もそのご説明をさせて頂き、大規模修繕の際の防水の検討をお勧めしました。
お客様にとって無駄のない提案やアドバイスを常にしたいと考えております。